【8月29〜31日】第20回 イノベーターのための本格実践ワークショップ

デザイン思考ワークショップ

デザイン思考ワークショップ

デザイン思考 マスター・クラスとは?

ようこそマスター・クラスへ

 デザイン思考マスター・クラスは、イノベーションのための手法「デザイン思考」を学び、社会に新たな価値を提供するイノベーター(デザイン思考家)になるための集中プログラムです。

なぜデザイン思考が重要なのか?

 2020年以降に本格的に到来する知識社会では、社会をより良い方向へ変化させる新しい発想が常に求められます。しかし「社会を良くするアイデア」をゼロからどのように生み出すのか、その体系的な方法論は定着していません。
 デザイン思考は、この問題を解決するために有効な、イノベーションを起こすための1つのアプローチ法です。デザイン思考を代表する体系的アプローチ法を早い段階で身に着けておくことは、これからの社会を生き抜く上で重要なポイントとなるでしょう。

デザイン思考のプロセス

デザイン思考のプロセス

 デザイン思考は大きく分けると、顧客を理解するための「問題発見」段階と、顧客にとって最適な解決策を創造する「問題解決」段階の2つから構成されます。
 より具体的には1)問題を発見して、2)ユーザーの課題を詳細に描き、3)解決策を探求して、4)解決策を試してみる流れとなります。
 これは、途中で間違いに気がついても修正ができない直線的な進め方ではなく、状況に応じてそれぞれのプロセスを行き来することが前提となっています。様々な角度から問題発見と問題解決を繰り返す中で、成果を出すための行動を展開していくのがデザイン思考のプロセスです。


デザイン思考を身につけるには?

画像の説明

 デザイン思考では、それぞれのプロセスにおいて必要なスキルと目指すべきゴールが段階的に存在します。デザイン思考を身につける上で重要なことは、今の自分がどの段階にいるのか理解することです。

 例えば、右の表はスタンフォード大学d.schoolによるものですが、各プロセスにおいて必要なスキルを4レベルにわけ、それぞれの段階で必要なスキルと目指すべきゴールを一覧にしています。今回のマスター・クラスでは、例え初心者であっても3日間でレベル3の段階へたどり着くために必要なマインドセットと考え方を身につけられるプログラムになっています。
 
 少し詳細を見てみましょう。例えば、共感段階におけるレベル1のゴールとスキルは以下の通りです。

 マスター・クラス受講後には上記の状態から次のような状態への移行が目標となります。

 このようなレベルアップを行うことで「デザイン思考の理論を知っている」という状態から「安定したパフォーマンスを発揮しながらデザイン思考を活用できる」という状態へ移ることが可能になります。

過去のマスター・クラス 配布資料

1)スライド資料

デザイン思考マスター・クラス 2015年8月21〜23日 from 一般社団法人デザイン思考研究所

2)その他の資料

※ご参加される時には、上記の内容とは違う最新の資料を配布する場合があります。


マスター・クラスで学べること

デザイン思考 タイムテーブル

Day1 10:00〜19:00 (+α※)

• クイック・デザイン思考実践
• デザイン思考の強みと弱み
• 知識創造理論との関係性
• イノベーション・プロセスの理解
• ユーザーの理解の方法論
• 事業テーマのブレイクダウン
• エクストリームユーザー
• チームでのインタビュー項目作成
• フィールドワーク実施
• Day1 振り返り

Day2 10:00〜19:00

• 発見の共有
• 3人のペルソナ作成
• チーム単位でのインサイト導出''};
• 着眼点の作成
• 着眼点レビュー
• ブレインストーミングのためのテーマ設定
• ブレインストーミング
• コンセプト・マトリックス
• アイデア選択法
• Day2 振り返り

Day3 10:00〜19:00

• 4つのアイデア可視化法
• ラピッド・プロトタイピング
• ユーザー体験のテスト
• フィードバックマップ
• 賛同者が集まるストーリーテリング
• デザイン思考の業務ローンチ
• チームファシリテーション法
• 3日間のまとめ

※Day1終了後、19時30分〜21時30分に交流・懇親会を開催します(参加費無料)。参加は任意ですが、国内で新製品開発や新事業創造に取り組む方々と意見を交わせる貴重な機会です。是非ご参加下さい。


今回のマスター・クラスの特徴

1:世界的に定評のある、知識創造理論との融合

知識創造理論とデザイン思考

 事業創造や人材育成といった様々な場面で活用が進むデザイン思考ですが、背景にある体系的な理論はあまり言及されてきませんでした。今回は、1980年台後半から研究が盛んになった新製品/新サービス開発プロセス、クリステンセンが提唱した破壊的イノベーションとの理論的な関係性に触れます。そして、日本企業の強みを踏まえて野中郁次郎によって構築された知識創造理論とデザイン思考を融合させ、デザイン思考の各プロセスで気をつけるべきポイントや、より効果を発揮する上で必要なことを体系的に解説します。

2:社内でデザイン思考を展開するためのローンチワーク実施

 仮に組織全体の関係者がイノベーション実現に重きを置いていたとしても、やみくもに行動するだけでは中々成果を出すことができません。デザイン思考という方法論に限定しても同様であり、社内でデザイン思考を活用するにはいくつかポイントがあります。本マスタークラスの3日目午後に、社内で実践的にデザイン思考を展開するための「ローンチワーク」を実施します。このワークを通して、3日間の学びをしっかりと身体に落とし込み、現場で実践するための準備を整えます。

3:日本企業で新製品・新サービス開発に取り組む関係者を対象に行った、研究結果の紹介

デザイン思考の研究調査

 2年の期間をかけて累計227名に対して実施した学術調査の結果、いくつかの要素を経由してデザイン思考が新製品・新サービス開発の差別化に大きな影響を与えることが定量的にわかりました。
 なぜデザイン思考が新しい取り組みにおいて効果を発揮するのか、研究調査の中で集まった実践者の声も紹介しながら、デザイン思考を効果的に利用するためのポイントについて解説を行います。

マスター・クラスで提供するメソッドや理論の一例

 マスター・クラスでは、現場での実践活動をスムーズに行うための様々なメソッドや理論をデザイン思考の5ステップに合わせて解説します。なぜなら「受講者の方が自社や自分のフィールドにおいて独自の体型を構築・実践できるようになること」をマスター・クラスの最終的なゴールとして位置づけているからです。
 多くの引き出しがあれば、行き詰まった状態からうまく抜け出すことも可能となります。実践が前提のメソッドですので、理論の解説のみならず実際に手や体を動かしながら学ぶワークショップ形式にてマスター・クラスはプログラムされています。
 紹介の中心となるのは、海外の論文・書籍で取り上げられている理論、もしくは効果があるにも関わらず日本であまり知られていない旧来からの理論です。d.schoolの公式ガイドブックもそうですが、優れた内容でありながら言語の壁によって浸透していなかったり誤用されているメソッドもあります。その中でもより実践的なものだけをピックアップして適切な解説とワークを行いします。

イノベーション・ラーニング・プロセス

画像の説明

 イノベーションを起こすには、抽象ー具象・分析ー統合の2軸によって分けられる4つの領域、1)知覚、2)定義、3)跳躍、4)体験をスムーズに通過する必要があります。今回紹介するイノベーション・ラーニング・プロセスは、現場における行き詰まりがどの領域において発生するのかを理解する手助けとなります。これにより、欠けていたプロセスや欠けていた視点に素早く気づくことができ、何をするべきか・何を避けるべきかを判断する材料を手にできます。
 このプロセスを理解することで「なぜ自社ではイノベーションが起きないのか?」「どうすればイノベーションの芽を育てられるのか?」といった問いに、真正面からヒントを提供してくれる理論が手に入ります。

参照:Beckman, S.L. and Barry, M. (2007) Innovation as a Learning Process: Embedding Design Thinking. California Management Review, 50, 25–56.


価値の方程式:イノベーションとオペレーション

 イノベーションを新規事業、オペレーションを既存事業と考えた時、両者が価値を創造する原則(価値の方程式)は根本的に異なっています。デザイン思考はイノベーションのための方法論です。どのような原則を踏まえてデザイン思考を活用すべきか理解することで、実践の場で効果を発揮できるようになります。


ストーリーテリング

画像の説明

 うまくいきそうなアイデアを最終的な製品・サービスとして形にするには、関係者に対する感情を含んだ人間的な説明が必要です。どれほど創造的・生産的なアイデアだったとしても、現場の関係者が納得しなければそのアイデアは実行されません。
 確かに、論理的に説明することで説得することは可能かもしれませんが、人間は最終的には感情によって意思決定を行います。印象に残るストーリーの構築法を学び実践することにより、チーム内外の環境をアイデアの実行が可能な状態へ導くことが可能になります。


その他のメソッド

画像の説明

 すべてを紹介できるわけではありませんが、スタンフォード大学d.school発行のデザイン思考公式ガイドブックからも、いくつかの有益なメソッドをピックアップして解説・実践します。

 このガイドブックは一般社団法人デザイン思考研究所(旧:慶應義塾大学SFCデザイン思考研究会)によって編集・翻訳され、公開2ヶ月でダウンロード3万件を突破しました。企業プロジェクトや大学のゼミなどで参考にされるなど、幅広く利用されています。


マスター・クラスを支える様々な分野の知見

 マスター・クラスは上記の公式ガイドブックの他に、様々な分野からの知見によってプログラムされています。デザイン思考そのものの知見はもちろん、イノベーション、マーケティング、社会心理学、認知科学、創造性研究などです。

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これまでのワークショップ参加者による評価

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n=50 ※入門編参加者の回答

参加者によるその他の感想やワークショップの様子は以下のリンクからもご確認頂けます。

>>加藤たけしさんによる入門編の開催レポート


開催詳細

講座名デザイン思考マスター・クラス
講座案内3日間の集中クラスで、デザイン思考を日常的に実践するためのマインドセットと方法論を学びます。
講師柏野尊徳中村珠希重富渚(一般社団法人デザイン思考研究所 代表理事/専務理事)
開催日時8月29日(月) 10:00~19:00 (懇親会 19:30〜21:30)
8月30日(火) 10:00~19:00 (補講 19:30〜21:30)
8月31日(水) 10:00~19:00 (レセプション 19:30〜21:00まで)

※昼食は3日間ともこちらでご用意させて頂きます
※初日の19:30〜21:30に交流・懇親会をご用意しています(参加費無料)。
ご参加者同士で交流できる機会です。ぜひご参加下さい。
※フリーディスカッションなど任意で参加出来るイベントがありますので可能な限り夜は空けておいて頂ければ幸いです。
開場9:40〜
定員最大20名 ※満員御礼
会場ナレッジソサエティ
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア イベントルーム
Tel:03-6272-5627
[アクセス]
■東京メトロ 東西線・半蔵門線 / 都営地下鉄新宿線 九段下駅 6番出口より徒歩1分 りそな銀行の上になります
※地図はこちらをご覧ください
受講料■新規に受講される方:194,400円(税込)
■入門クラスに参加済みの方:129,600円(税込)
■マスタークラスに参加済みの方(再受講):64,800円(税込) ※最大5名まで
※教材費込。3日分のご昼食、Day1後の交流・懇親会は無料サービスとなります。
※領収書や請求書の発行をご希望の方は、申し込み後に発行先や請求先の情報と併せてその旨お知らせ下さい。
※請求書発行の際も、講座開催1週間前までにお支払いいただくようにお願いいたします。入金がなされていないことを確認次第、キャンセル待ちのお客様に順次振替させて頂きます。
支払い方法銀行振込
事前課題ワークショップ開催の約1ヶ月前に、申し込まれた際のメールアドレス宛に「事前課題」をお送りします。



※キャンセル待ちはinfo@designthinking.or.jpへ「お名前」とキャンセル待ちご希望の旨をお知らせ下さい。



※マスター・クラスは入門クラスを受講されていなくても、ご受講いただけます。
※「再受講」の枠は過去にマスター・クラスを受講された方が対象です。

事務局からのお知らせ

Q&A

Q1:どんな人がマスター・クラスの対象者ですか?

 デザイン思考やイノベーションに興味のある方であれば、全く知識がない状態でも受講可能です。なお、私たちはこのマスター・クラスを今後の社会で活躍する人を支援するための取り組みとして位置づけています。そこで、特に以下の方にご参加頂きたいと考えています。

Q2:どのような方が参加されるのでしょうか?

 これまで開催したデザイン思考ワークショップの参加者の概要は次の通りです。


画像の説明

Q3:デザイン思考・スキルレベル4は、このマスター・クラスでは学べないのでしょうか?

 レベル4の内容は、現場での継続的な実戦経験によってのみ体得できると私たちは考えています(少なくとも半年〜1年はかかると思われます)。継続的な実践を行うために必要な全ての内容を、体系的にお伝えするのが今回のマスター・クラスです。


Q4:スタンフォード大学d.schoolのプログラムと同じ内容ですか?

 d.schoolが実施しているブートキャンプ・プログラム(4日間:参加費11,000ドル≒136万円)はエグゼクティブ向けの内容となっております。ツールの中には同様のものを採用していますが、日本企業においてより実践的に活用できるような形でアレンジを加えたフレームワークを採用し、本質を押さえた上でよりわかりやすいプロセスを提供しています。

Q5:d.schoolと一般社団法人デザイン思考研究所はどのような関係にありますか?

 2012年3月に研究所メンバーがd.schoolでデザイン思考を学んだことをきっかけに、現地講師と個別に連絡を取り合っています。1)理論開発へのアドバイス、2)翻訳活動やワークショップに対するフィードバック、3)スタンフォード大学のサイトから当サイトへのリンクなど、様々な面でサポートして頂いておりますが、組織としての公式な提携を組んでいる訳ではございません。

無料の学習教材

ポケット・ガイド

デザイン思考のポケット・ガイド

39のメソッド

デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド

5つのステップ

デザイン思考 5つのステップ

イノベーションとデザイン思考

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